「メンヘラ同士」の恋愛で苦しまない方法:お互いを尊重する関係を築く3つのステップ

今回は、多くの方が悩みを抱えている「メンヘラ同士が惹かれ合う恋愛で苦しまない方法」についてお話ししたいと思います。恋愛カウンセラーとして19年間活動してきた中で、このテーマは本当に多くの方からご相談いただく内容の一つです。

人は誰しも、心の中に寂しさや不安を抱えているものです。特に、過去に辛い経験があったり、自分に自信が持てなかったりすると、無意識のうちに同じような心の傷を持つ相手に惹かれてしまうことがあります。お互いの寂しさを埋め合わせるように感じるので、最初は強く惹かれ合うことも珍しくありません。

しかし、関係が深まるにつれて、お互いの不安や依存心がぶつかり合い、苦しい恋愛になってしまうことも少なくありません。「いつも同じようなパターンで恋愛が終わってしまう」「相手に依存しすぎて苦しい」といったお悩みは、まさにこのケースです。もしかしたら、あなたも同じような経験をされているかもしれませんね。

でも、安心してください。今日は、そんな苦しい恋愛から抜け出して、お互いを尊重し合える幸せな関係を築くための具体的な方法を、例を交えながらお伝えします。


1. まずは「自分自身の心の声に耳を傾ける」

多くのケースで、相手に求めるばかりで、自分の本当の気持ちや満たされていない部分に気づいていないことがあります。

例えば、ある女性のお話です。彼女はいつも、自分を必要としてくれる男性、自分がいないとダメになってしまうような男性ばかりを選んでいました。最初は「私が彼を支えてあげなくちゃ」という気持ちで満たされているように感じたそうです。しかし、時間が経つにつれて、彼からの過剰な連絡や束縛に息苦しさを感じるようになりました。

これは、彼女自身が幼少期に親から十分に甘えさせてもらえなかった経験があったため、「誰かに必要とされたい」という強い願望があったからだと思います。その願望を満たすために、相手の感情に振り回されてしまう関係を選んでしまっていたのです。

もしあなたが過去の恋愛で、相手に依存しすぎたり、逆に相手から依存されたりして苦しい思いをしたことがあるなら、一度立ち止まって「自分は本当は何を求めているのだろう?」と自問自答してみるのがおすすめです。紙に書き出してみるのも効果的ですよ。

  • 「自分はどんな時に幸せを感じるのか」
  • 「どんな時に不安になるのか」

正直な気持ちを文字にすることで、今まで見えなかった自分の心が理解できるようになることもあります。


2. 「自分を満たす方法を自分で見つける」

相手に自分の心の穴を埋めてもらおうとすると、どうしても相手に依存してしまいます。自分の喜びや幸せを相手に委ねている状態なので、相手のちょっとした言動に一喜一憂してしまうことも少なくありません。

ある男性のお話です。彼は仕事で大きなストレスを抱えていて、そのストレスを彼女との関係で解消しようとしていました。彼女が少しでも冷たい態度をとると、「自分は嫌われたのではないか」と不安になり、すぐに連絡をして確認したり、時には感情的に問い詰めてしまうこともあったそうです。彼は、彼女が自分を満たしてくれる唯一の存在だと思い込んでいたので、彼女がいないと自分の価値がないように感じてしまうことがあったのだと思います。

しかし、彼はカウンセリングを通して、自分の趣味に没頭する時間を増やしたり、友人との交流を深めたりするようになりました。すると、彼女がいなくても自分の時間を楽しめるようになり、不安を感じることも少なくなっていったとお話しされていました。

このように、自分自身が充実した時間を過ごせるようになることで、相手に過度に依存することなく、対等な関係を築けるようになります。

今までやってみたかったけれどなかなか手を出せなかった習い事を始めてみるのも良いかもしれません。読書や映画鑑賞でも良いですし、散歩や運動でも良いと思います。どんなことでも構いませんので、あなたが「楽しい」「心地よい」と感じることを、意識的に生活に取り入れてみてください。少しずつですが、自分の心を満たしていくことができるはずです。


3. 「境界線を引く」という意識を持つ

そして、とても重要なのが「境界線を引く」という意識を持つことです。お互いに心の傷を抱えている場合、共感しすぎてしまって、相手の問題を自分の問題のように感じてしまうことがあります。相手の気持ちを理解しようとすることは素晴らしいことですが、それが度を超してしまうと、お互いの領域が曖昧になり、共依存の関係に陥ってしまうことがあるのです。

例えば、あるカップルの話ですが、彼女は少し情緒不安定なところがあって、彼に「会いたい」「話を聞いてほしい」と頻繁に連絡していました。彼は彼女の気持ちを考えると断れず、自分の用事をキャンセルしてでも彼女に付き合っていました。でも、その結果、彼は自分の時間がなくなり、精神的に疲弊してしまったとお話しされていました。

この場合、彼が「今日は自分の時間を使いたいから、明日にしない?」と、自分の気持ちを正直に伝えることが大切だったのです。もちろん、相手を傷つけないように配慮しながら伝える必要はありますが、自分のキャパシティを超えて相手に合わせることは、結果的に自分も相手も苦しめることになってしまいます。

ではどうしたら境界線を引けるのかというと、まずは「自分はこれをすると疲れてしまう」ということを具体的に把握しておくのが良いでしょう。そして、相手に何かを求められた時に、すぐに「はい」と答えるのではなく、一度立ち止まって「自分はどうしたいか」を考える時間を持つようにしてみてください。

相手の感情に巻き込まれそうになった時でも、「これは相手の問題であって、自分の問題ではない」と心の中でつぶやいてみるのも、一つの方法かもしれません。

少しずつで良いので、自分の心の安定を保つための境界線を引いていく練習をしてみてほしいと思います。


今回お話ししたことは、すぐに実践できるものばかりではないかもしれません。でも、少しずつで良いので、今日お伝えしたことを意識して、自分の心と向き合ってみてください。

自分自身を大切にすることが、結果として、お互いを尊重し合える幸せな恋愛に繋がると思います。皆さんの幸せな未来を心から応援しています。