婚活の「高望み」と「理想」の境界線とは?現役カウンセラーが解説!
こんにちは、恋愛カウンセラーの上田基です。
今日お話しするのは、婚活でよく耳にする「高望み」と「理想」の境界線についてです。このテーマで悩んでいる方は、本当に多いのではないでしょうか。
婚活をしていると、「高望みはやめなさい」と言われることもあれば、逆に「理想は高く持ちなさい」と言われることもありますよね。一体どちらが正しいのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
この「高望み」と「理想」の線引きは非常に曖昧で、明確な答えがないように感じられるかもしれません。ですが、長年恋愛カウンセラーとして多くの方のお話を聞いてきた僕なりの考えがありますので、今日はその具体的な見極め方についてお話ししたいと思います。
「高望み」と「理想」の決定的な違い
まず結論から申し上げると、「高望み」と「理想」の決定的な違いは、相手に求めるものとご自身が提供できるもののバランスが取れているか、そして自分自身の努力でどうにもならないことを相手に求めているかという点にあると僕は考えています。
いくつか具体例を挙げてみましょう。
例1:年収に対する希望
たとえば、「年収1000万円以上の男性を希望する」という女性のお話を聞くことがあります。これは一見「高望み」に思えるかもしれません。
しかし、もしその女性がご自身も同じくらいの年収を稼いでいらっしゃったり、あるいは非常に優れた経済感覚を持っていて、将来の資産形成について具体的なプランをお持ちであったりするなら、それは「高望み」ではなく、ご自身のライフスタイルに見合った「理想」だと言えるのではないでしょうか。ご自身の経済力と釣り合いの取れた相手を求めるのはごく自然なことです。
一方で、同じ「年収1000万円」を希望する女性でも、「私自身は特に手に職もなく貯金もあまりありません。でもとにかく経済的に余裕のある男性がいいんです」とおっしゃる方もいらっしゃいます。この場合、ご自身が相手に提供できる価値と相手に求めるものが釣り合っていないように感じられますよね。ご自身の努力でどうにかなる部分、例えば資格取得を目指したり、キャリアアップを図ったりといったことへの意識が低いまま一方的に相手に求めるばかりでは、それは「高望み」になってしまう可能性があります。
例2:容姿に対する希望
もう一つよくあるケースとして、容姿に対する希望があります。「身長180cm以上で、俳優の〇〇さんのような顔立ちの人がいいんです」というお話をされる方もいらっしゃいます。もちろんタイプがあるのは当然のことだと思います。
ですが、ご自身の容姿を磨く努力をほとんどしていないのに、相手には完璧なルックスを求めるのは少しバランスが悪いかもしれません。ご自身も美意識を高く持ち、努力をされているのであれば、同じように美意識の高い方を求めるのは「理想」の範疇だと思います。けれども、ご自身の努力でどうにもならないこと、例えば身長など生まれ持ったものを一方的に強く求めるのは、「高望み」の領域に入ってしまう可能性があるように感じます。
努力で変えられることか?相手にばかり求めていないか?
では、具体的な例を挙げて考えてみましょう。
「優しい人がいい」という理想の場合
ある30代の女性が「とにかく優しい人がいい」と希望されていました。これは一見誰もが望む「理想」のように聞こえます。でも詳しくお話を伺うと、その女性はご自身が感情の起伏が激しく、すぐに不機嫌になってしまう傾向があるとのことでした。ご自身は相手に常に優しさを求めているにも関わらず、ご自身からは感謝の言葉を伝えたり、相手を気遣ったりすることが少ないと仰っていました。
これでは相手に一方的に「優しさ」という負担を求めていることになり、それは「高望み」に繋がる可能性があります。まずはご自身が相手に対して積極的に優しさを表現してみることで、良い関係が築けるということもあります。日頃から感謝の気持ちを伝えたり、相手の立場に立って物事を考えたりする練習をすることで、ご自身の行動が変わり、結果的に引き寄せられる相手も変わってくる可能性が高まると思います。
ご自身が変わる努力をすることで、相手に求める「理想」もより現実的で、お互いに幸せになれる形に変化していくのではないでしょうか。
「趣味を一緒に楽しめる人がいい」という理想の場合
別の例として、40代の男性のお話です。彼は「趣味が同じで一緒にアクティブに楽しめる女性がいい」という希望をお持ちでした。これは素晴らしい「理想」だと思います。でもご自身は仕事が忙しいという理由でほとんど趣味に時間を割いておらず、出会いの場にも積極的に参加されていませんでした。
この男性には、まずご自身がもっと趣味の時間を増やしてみませんか?そしてその趣味を通じて出会いの場を広げてみましょう、と提案しました。ご自身が趣味を充実させることで、同じような価値観を持つ女性との出会いのチャンスが増えますし、お相手に「一緒に楽しめる人」を求める説得力も増すと思います。
ご自身が求める「理想」に対して、ご自身がどのくらい積極的に行動しているかという点も非常に重要だと感じています。
理想を追い求め、自分自身も成長する
結局のところ、「高望み」と「理想」の境界線は、ご自身がどれだけ成長しようと努力しているか、そして相手に求めるものに対して、ご自身も同じくらい、あるいはそれ以上の価値を提供しようと心がけているかにかかっているのではないでしょうか。
「理想」はご自身の未来を明るく照らす目印のようなものだと思います。それはご自身をより良い方向へ導いてくれる原動力になります。けれど「高望み」は、ご自身の努力不足を棚に上げて一方的に相手に求めるだけで、結果的に婚活を難しくしてしまう可能性が高いように感じます。
もし「もしかしたら高望みをしているのかもしれない」と感じている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご自身の求める条件と、ご自身が提供できる価値をじっくりと整理してみてください。そして「これは努力で変えられることなのか?相手にばかり求めていないか?」と考えてみてください。
そして、具体的な行動に移してみましょう。
- もし「優しい人がいい」と思うなら、ご自身がまず周りの人に優しく接してみてください。
- もし「経済力のある人がいい」と思うなら、ご自身のキャリアアップや資産形成について考えてみてください。
ご自身が変わることで、引き寄せられる相手もきっと変わってくるはずです。
婚活はご自身と向き合い、成長していく素晴らしい機会だと思います。皆さんがご自身の「理想」を追い求めながらも決して「高望み」に陥ることなく、素敵なパートナーと出会えることを心から応援しています。
