既婚上司からの誘い。角を立てずに、かつ二度と誘わせない「断り文句」

こんにちは、上田基です。

職場で、信頼している上司からのプライベートなお誘いは、すごく神経を使う問題ですよね。 断りたいけれど、これからの仕事に響くのは困る。かといって曖昧にしているとエスカレートしてしまうこともある……。

そんなふうに一人で抱え込み、悩んでしまうのは、あなたが周りに配慮ができる優しい方だからこそ。決してあなたが悪いわけではありません。

今回は、既婚上司からの誘いに対して、「角を立てずに」かつ「二度と誘わせない」ための断り文句についてお話ししたいと思います。


心理的な境界線を引くための「心得」

まず大切なのは、相手の人間性を否定することなく**「二人きりで会うことはできない」**という意思をはっきりと伝えることです。

上司という立場の方は、自分のプライドが傷つくことを恐れている場合が多いものです。真っ向から否定(拒絶)してしまうと、その後の仕事がやりづらくなってしまうかもしれません。

かといって、相手を傷つけないようにと優しすぎる対応をしてしまうと、相手は「もしかしたらいけるかもしれない」と誤解してしまいます。

丁寧な言葉を使いながらも、物理的な距離ではなく**「心理的な境界線」**をしっかり引く。これが重要です。


具体的な3つの断り文句

では、実際にどのような言葉を伝えればいいのか。具体的な例を3つお伝えします。

1. 自分の「ポリシー(自分軸)」として伝える

「奥様に悪いので」という断り方は、一見正論に聞こえますが、相手に「妻とは冷え切っているから大丈夫だ」といった言い訳の隙を与えてしまう可能性があります。

【フレーズ例】 「お誘いはとても光栄です。ただ、私は仕事でお世話になっている方と二人きりでお会いするのは、**自分の中のルールで控えるようにしているんです。**せっかくお声をかけていただいたのに、お役に立てなくて申し訳ありません」

自分の信念やルールを理由にすることで、「あなた個人を嫌っているわけではなく、誰に対してもそう決めている」というニュアンスを出すことができます。

2. 「リスク」と「敬意」をセットにする

「誰かに見られたら困る」というリスクを強調するのは、相手の熱を冷ますのに効果的です。

【フレーズ例】 「もし会社の人に見られて変な噂が立ってしまったら、〇〇さんにご迷惑をかけることになってしまいます。それは私にとって一番避けたいことなので、外で二人で会ったりせずに、これからも会社の中で『尊敬する上司』として接していきたいです

相手を気遣う形をとることで、角を立てずに「二人で会う=リスクである」という認識を植え付けることができます。

3. 「三人以上の場」を提案して、二人きりを回避する

物理的に「二人ではない形」を提示することで、暗に拒否の意思を伝えます。

【フレーズ例】 「ありがとうございます!ぜひチームの人たちも誘って、みんなで飲み会という形にするのはどうでしょうか。みんなも〇〇さんとお話ししたいと言っていたので、きっと喜ぶと思います」

「みんなで」と提案し続けることで、上司は「この人は二人で会うつもりは一切ないんだな」と察してくれるようになります。


ある女性の事例:一度行ってしまった後の対処法

ある女性のお話です。 彼女は、尊敬していた既婚者の上司から「相談に乗るよ」と言われ、断りきれずに一度だけ二人で飲みに行ってしまいました。すると、それからさらに頻繁に誘われるようになり、ひどく困っていました。

彼女は「一度行ってしまったから、次は断りづらい」と自分を責めていましたが、勇気を出してこう伝えました。

「前回はありがとうございました。でも、後からよく考えたのですが、やはり既婚者の上司と仕事以外でお会いするのは、**私自身の気持ちが落ち着かなくて、あまり良くないことだと感じてしまいました。**今後は、業務時間内に会社でお話しさせていただければと思います」

自分の「気持ちが落ち着かない」という正直な感覚を伝えたことで、上司はそれ以上無理に誘ってくることはなくなったそうです。彼女も「自分の気持ちを大切にしてよかった」と、安心した表情を見せてくれました。


最後に:あなたの優しさを、自分を守るために使って

あなたが上司からの誘いに困っているのは、あなたが優しくて、気配りができる素晴らしい方だからです。

その優しさを、どうか自分を守るために使ってください。 断ることで一時的には気まずい思いをするかもしれませんが、自分の心を守ることが、結果として長く安定して仕事を続けられることにつながります。

あなたの幸せを心から応援しています。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。 また次回の記事でお会いしましょう。