喧嘩のたびに「別れる!」と言う女性が、本当に愛を失うプロセス

こんにちは、上田基です。

今回は、喧嘩をするたびに、つい**「もう別れる!」**と言ってしまう……そんな経験がある方に向けて、その言葉が少しずつ、でも確実に愛を失わせてしまうプロセスについてお話したいと思います。

長年恋愛カウンセラーとして活動する中で、多くの方からこのお悩みを伺ってきました。本当は大好きで離れたくないのに、感情が高ぶると自分を止められない。そんな苦しさを抱えている方は少なくありません。

今回は、その心の奥にある願いを整理しながら、二人の関係をより良くしていくためのヒントを一緒に考えていきましょう。


その言葉の裏に隠れた「切実な願い」

喧嘩のたびに「別れる」と言ってしまうとき、その言葉の裏には、実はこんな切実な願いが隠れていることが多いものです。

  • 「もっと私を見てほしい」
  • 「私の辛さを分かってほしい」
  • 「大切にされていると実感したい」

本当は別れたいわけではなく、あえて強い言葉をぶつけることで相手の反応を確かめ、自分の存在価値を再確認しようとしているのかもしれません。過去に寂しい思いをした経験があると、相手の愛情を「試す」ことでしか安心感を得られない……という苦しいループに陥ってしまうこともあります。

しかし、この「試し行動」としての言葉は、二人の間にある大切な絆を、少しずつ形を変えていってしまいます。


愛が摩耗していくプロセス

「もう別れる!」という言葉が、どのように相手の心に影響を与えていくのか。具体的なプロセスを見ていきましょう。

1. 「引き止め」から「慣れ」と「諦め」へ

最初は、彼も「別れたくない」「俺が悪かったから考え直してほしい」と必死に引き止めてくれるでしょう。しかし、何度も同じことが繰り返されるうちに、相手の心には**「またか」という慣れや、無力感による諦め**が芽生え始めます。

2. 安心感の崩壊と心の距離

恋愛において大切なのは、お互いが「この人は明日も隣にいてくれる」という安心感です。しかし、喧嘩のたびに別れを突きつけられると、彼は常に「いつかこの恋愛が終わってしまうかもしれない」という恐怖を感じるようになります。そうなると、本音を話すことが怖くなり、心の距離がどんどん開いてしまうこともあります。

3. 突然訪れる「最後の一撃」

ある男性のエピソードをご紹介します。 彼は彼女のことが本当に大好きで、喧嘩のたびに「別れる」と言われても、その都度優しく受け止めて関係を保っていました。彼は「彼女は不安なんだろうな」と理解しようと頑張っていたのですが、ある日、ふとした瞬間に糸が切れたように**「もう頑張れない」**と思ってしまいました。 彼女からすれば「いつも通り」のつもりだった一言が、彼にとっては積み重なったダメージの最後の一撃になってしまった、というお話でした。


関係を再構築するためのヒント

もし今、あなたが「つい言ってしまう」状況にあるのなら、これからの行動を少しだけ変えてみることで、関係性は大きく変わっていく可能性があります。

まずは、**感情が爆発しそうになった時の「ひと呼吸」**です。言葉が出る前に深呼吸をして、「私は本当は別れたいわけじゃなくて、寂しいだけなんだ」と自分の心に声をかけてあげてください。

次に大切なのは、「アイ(I)メッセージ」で伝えることです。「あなたはいつもこうだ」と相手を責めるのではなく、「私はこうされて悲しかった」「私はこうしてもらえると嬉しい」と、自分を主語にした伝え方に変えてみるのがいいかもしれません。

そして、自分の不安を相手に埋めてもらおうとするのではなく、「私は今、不安なんだね」と自分自身で認めてあげること。これが心の安定に繋がります。


最後に

喧嘩のたびに「別れる」と言ってしまうのは、それだけ相手を求めている証拠でもあると思います。

でも、その強いエネルギーを「別れる」という言葉ではなく、「もっと仲良くしたい」という方向に向けられたら、きっと二人の未来はもっと温かいものになるはずです。

少しずつで大丈夫ですので、ご自身のペースで向き合ってみてくださいね。

皆さんの幸せを、心から応援しています。 今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。

また次回の記事でお会いしましょう。