「察して」はもう卒業! 恋愛・パートナーシップを豊かにするコミュニケーションの秘訣
こんにちは、恋愛カウンセラーの上田基です。
皆さんの恋愛やパートナーシップをより深く、より豊かなものにするためのコミュニケーションの秘訣についてお話ししたいと思います。
恋愛において「察してほしい」という気持ちは、誰もが一度は抱いたことがあるのではないでしょうか。特に日本では、相手の気持ちを察することが美徳とされがちな風潮もありますよね。
でも、この「察して」という気持ちが、実は二人の関係にすれ違いを生んでしまう原因になることも少なくありません。
「察してほしい」が引き起こす誤解のケース
例えば、ある男性が仕事でとても疲れて家に帰ってきたとします。彼は「疲れているから今日はそっとしておいてほしいな」と思っていますが、言葉には出しません。
一方、パートナーの女性は、彼が疲れているように見えるので「何かできることはないかな? 気分転換に声をかけた方がいいかな?」とあれこれ考えてしまいます。そして、彼が何も話さないことで、「私には話してくれないんだな」「頼ってくれないんだな」と寂しさを感じてしまう可能性もあるでしょう。
このケースでは、お互いに相手を思いやる気持ちがあるのに、コミュニケーションが足りないためにすれ違いが生まれてしまっています。
もし男性が「ちょっと仕事でトラブルがあって、今自分でも混乱してるから、一人でちょっと頭の中を整理しようと思うんだけど、もし怖い顔になっていたとしても心配しなくて大丈夫だよ。きっとすぐに落ち着くと思うから」と伝えていたらどうでしょう? 女性は「そっとしておいてあげよう」と理解できますし、男性も余計な気を遣わせることがなく、より安心して過ごせるはずです。
疲れている時に一言かけるのは慣れるまでは大変かもしれませんが、意識して相手のために伝えようとすると、自分の頭の中も整理されやすくなります。例えば、仕事であったトラブルも冷静に考えることができるようになるかもしれません。これは自分自身のためにも、パートナーのためにも良いことなのです。
絆を深める2つのコミュニケーションの秘訣
「察して」を卒業し、二人の絆を深めるためには、どんなコミュニケーションを心がければ良いのでしょうか? それは、自分の気持ちを具体的に伝えること、そして相手の言葉に耳を傾けること。この2つがすごく大切です。
1. 自分の気持ちを具体的に伝える
「疲れた」とだけ伝えるのではなく、もう少し具体的に伝えてみましょう。
例: 「今日は仕事で嫌なことがあってすごくモヤモヤしてしまったから、ノートに書き出して頭の中を整理してみるね。」
このように伝えることで、相手はあなたがなぜ疲れているのか、どのような行動を取ってほしいのかを理解しやすくなります。自分のモヤモヤした気持ちを整理するためにノートに書き出すと具体的に伝えているのに、その邪魔をしてくる人はさすがにいないはずです。相手はあなたの状況をより深く理解して、適切な対応を考えることができるようになるでしょう。
もう一つ、記念日のお祝いの例を挙げましょう。 ある女性は、彼にサプライズで素敵なレストランに連れて行ってほしいと心の中で思っていました。でも、彼には何も伝えませんでした。彼は彼女を喜ばせたい気持ちで、彼女が以前「行ってみたい」と言っていたカジュアルな居酒屋を予約してくれました。
結果的に女性は「私の気持ちを分かってくれていないんだな」と少しがっかりしてしまい、男性は良かれと思ってしたことが彼女の期待に応えられず、少し落ち込んでしまったそうです。
もし事前に彼女の方から「今年の記念日のお祝いは少し雰囲気を変えて、〇〇っていうちょっとおしゃれなレストランに行ってみたいなと思っているんだけど、どうかな?」と具体的に伝えていれば、お互いに楽しい時間を過ごすことができたはずです。もしかしたら彼もそのレストランの予約に協力してくれたかもしれません。
自分の願望を具体的に伝えることは、決してわがままなことではありません。むしろ、相手に「どうすれば喜んでもらえるか」というヒントを与える優しい行為だと思います。
2. 相手の言葉に耳を傾ける
つい自分の言いたいことばかり話してしまったり、相手の言葉を最後まで聞かずに自分の意見を言ってしまったりすることがあるかもしれません。しかし、相手が話している時は、途中で遮らずじっくりと耳を傾けることが何よりも重要です。
相手の言葉の裏にある感情や意図まで理解しようと努めることで、より深いレベルで相手と繋がることができるようになるでしょう。
例: パートナーが「最近仕事で少しうまくいかなくてね」と話してきたとします。
ここで「大丈夫だよ、すぐ良くなるって!」と安易に励ますのではなく、**「そうなんだね。どんなことがあったの?」**と、もう少し踏み込んで質問をしてみるのも良いかもしれません。そして、相手が話し終えるまで、ただじっと耳を傾けてあげるのが大切です。
もしかしたら相手は解決策を求めているのではなく、ただ自分の気持ちを吐き出したいだけなのかもしれません。あなたが真剣に話を聞いてくれることで、相手は「この人は自分のことを理解しようとしてくれている」と感じて、より安心して心を開いてくれるようになるはずです。
まとめ
「察して」という期待は、相手にあなたの心の中を読み解くという、すごく難しい課題を突きつけることになってしまいます。でも、自分の気持ちを言葉にして伝えたり、相手の言葉に真摯に耳を傾けたりすることで、二人の間には誤解が減り、信頼と理解が深まっていくでしょう。
コミュニケーションはキャッチボールのようなものです。あなたがボールを投げなければ相手もボールを受け取ることはできませんし、投げ返すこともできません。時にはうまくキャッチできないこともあるかもしれませんが、諦めずに投げ続けることで、きっとお互いの心が通じ合うようになるはずです。
「察して」は卒業して、ぜひ今日から言葉にして伝えること、そして相手の言葉に耳を傾けることを意識してみてください。小さな一歩かもしれませんが、その積み重ねがきっと二人の絆をより一層深め、幸せな関係を築いていくための大きな力になると思います。
皆さんの幸せな恋愛を心から応援しています。
